『ばってん、人生よかもんばい』

1999年6月12日(土)@洲本市情報交流センター みくまホール
老人ホームの老婆役

 振り返ってみると、これまで創作台本ばかりをやっていたので、「今回は既成台本をやってみよう!」という事で、1995年に長崎県の純心女子高校が上演した『ばってん、人生よかもんばい』を選んだのだったと記憶しています。

 4月に洲本高校との合同公演を終えたばかりで、練習期間は2ヶ月という超短期間。台本を開くと、「中島・亜紀」が消されており、他に台詞が振られています。1年生が入部してきたのが遅かったのでしょうね。

 逆に言えば、6月に自主公演をあらかじめ設定してた為、その年の1年生は基礎練習をあまりしませんでした。そう言えば、この自主公演と合同発表会の間にもう1本、自主公演の予定があったような気もします。

等身大の女子高生役

 個人的には、“燃え尽きた”ときのお芝居。

 前年の自主公演に始まり、『夏の向こうに』と『明日へ吹く風(総文開会行事・ミュージカル)』の平行作業。そして、洲本高校との合同公演『二年二組、青春…わが愛』。

 この1年の間に主な作品だけでも5本つくり、突っ走り、走りすぎて、もうダメ、って時でした。アイデアも何も出てこなかったハズなのに、当時の資料を見ると、照明のキッカケが28もあります。しかも、仕込み図には「Ver.1.13」って書いてあります。他のVer.はいずこに???

 パンフには「手抜き」って書いてあるけど(それは覚えてる)、みくまホールにしては、頑張ってる仕込み図ですよ、これ。オペも割と複雑だし。

全員集合!集合写真

 さて、この台本、「多江しのぶ」以外は、高校生とおばあちゃんの一人二役。

 しかし、老人ホームのおばあちゃんの役の印象が強く、高校生のシーンをあまり覚えてません(苦笑)

 元々「多江しのぶ」は女役でしたが、キャストの都合上、男役に変更しての上演でした。

 今思えば、「死」に直面するシーンがあるのですが、そこまで深くつくらなかった気がします。やはりこの辺は、時間がなかったからでしょうか?

ばってん、人生よかもんばい

  • CAST
    • 森崎・いづみ
    • 山林美亜
    • 2年
    • 中島・亜紀
    • 安宅ますみ
    • 1年
    • 大林・瑠美子
    • 田尾彩子
    • 2年
    • 小河・郁
    • 斉藤文香
    • 3年
    • 永井・晶
    • 谷口早野佳
    • 3年
    • 立花・都
    • 津川佳子
    • 2年
    • 多江しのぶ
    • 小川幸輝
    • 3年
  • STAFF
    • 純乃未来
    • 演出
    • 谷口早野佳
      鈴木 遊
      山林美亜
      ほか

    • 3年
       
       
    • 音響
    • 森崎いづみ
    • 3年
    • 照明
    • 鈴木 遊
    • 装置
    • 鈴木 遊
      小川幸輝

    •  
STORY

 ひとりぼっちだと感じ、周りに距離を置く老婆。ある日、唐突に自殺を思いついた女子高生。「死」に直面した二人が出す答えは──?
 ばってん、人生よかもんばい。

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