『夏、溶ける』

2006年7月16日(日)@洲本市情報交流センター みくまホール

 今回は伊勢真由美が卒業後のお話。
 卒業公演出発たびだちに寄せて── いい夢見ちょるかのう』の一年半後くらいになるでしょうか。

 去年までとは打って変わって、異様なキャストの多さです。卒業公演からの流れか、それとも友情のなせる業か。
 これが今年の演劇部の色合いなのでしょう。
 本部員は少数ながら、多くの人が参加する公演となりました。単なる自主公演としては、異例ですね。

 今回のキャスティングのキッカケとなったのは、一つの絵画。海辺で集まる集合写真のような絵。美術部から「演劇で使えれば……」みたいな理由で譲り受けたそうな。

 その絵の中心に描かれた女性。

 この物語で鍵を握る十文字裕子という設定。
 「そっくりだから」と、野津さんがキャスティングされました。
 この絵がなければこのキャスティングも、脚本もなかったかも知れない。今回の隠れた主役なのです。

 公演前日のリハーサルに、「本番は来られない」というOG・OBが駆けつけました。リハ後、彼女らの意見を聞くべくダメ出し大会。
 自分たちではなく、別人の意見を聞けるというのは貴重なこと。アンケートではなく生の意見を聞く事って案外ありません。
 討論ができる、という事が演劇にとっては重要な要素だと思います。

 え、私?
 もちろんダメ出しの矛先は向けられましたが、写真を撮ることに熱中してたのでロクな意見が言えませんでした。
 ダメダメですね……。

(執筆日不明)

夏、溶ける

  • CAST
    • 伊勢 真由美
    • 木村友美
    • 3年
    • 田辺 とおる
    • 清水裕理
    • 2年
    • 小山田 久美
    • 寺岡佐奈江
    • 3年
    • 古賀 智子
    • 玉岡真有美
    • 3年
    • 十文字 裕子
    • 野津愛子
    • 3年
    • 田辺 一子
    • 鯛 千紘
    • 2年
    • 山田 耕平
    • 神田 優
    • 3年
    • 岩崎 憲昭
    • 秦 健友
    • 3年
  • STAFF
    • 作・演出
    • 竹本 仰
    • 顧問
    • 照明
    • 高木沙織
    • 2年
    • 音響
    • 栗林 唯
    • 3年
  • :助っ人
STORY

 1974年夏の終わり。大分県の南、ある高校の新聞部の部室を卒業生の伊勢真由美が訪ねてくる。石川啄木に憧れる田辺。そして、十文字さん。出せなかった学校新聞。それぞれの悩み。想いの行方は……?

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