『もう一度、あの丘で』近畿大会報告

2004年11月28日(日)@兵庫県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアター 大ホール
幕開き

 去年の県大会で冗談半分に「来年もう一度戻って来ような」と言った、ピッコロシアターが今年(2004年)の近畿大会の舞台です。

 洲本実業の上演は、最終日の一番最後、文字通り、近畿大会を締めくくる上演となります。満席の観客席が予想されたのですが……まぁ、こんなもんかも知れ ません。流石に県大会でも舐められる淡路地区、ましてや、近畿大会では無名校です。ちらほらと客席に空きが。それでも、8割方入ってましたので、キャパが 400のピッコロシアター大ホール、300人程度は観客がいた計算になります。それでも凄い!

おじさん登場!してその正体は……

 他校とは全く違った面持ちの実業の芝居。どちらかと言えば、地味です。それでも、時々笑い声がちらほら。どうやら、近畿大会の観客に受け入れてもらえたようです。よかった。

 前半の出来は良かったようで、あとで専門審査員の深津氏(劇団桃園会主催・劇作家・演出家)も褒めておられました。しかしまぁ、劇作家の彼に言わせると、この戯曲は中盤から崩れはじめるらしいのですが……(苦笑)

 しかしまぁ、近畿大会ともなれば、ビデオ撮影はおろか、写真撮影も上演校の顧問の許可がなければできないようです。もちろん、許可を得ていてもフラッシュ撮影は厳禁です。
 上演作品の権利は上演校にあるわけで(既成脚本だと作家にも発生するわけですが)、無許可の撮影はその権利を侵害する。まぁ、もっと言えば、役者一人一 人にも肖像権があるわけで、よく考えているなぁ、とはなはだ関心。まぁ、ただ単に無用なフラッシュ撮影を避けたいからかも知れませんが。

幕間交流なのです。 

 ←幕間交流。

 まぁ、上がった役者4人も慣れていないのですが、どうやら、最近の演劇部員は皆、遠慮がちです。いけません。もっと、黄色い声や突っ込みが飛び交わなければ(笑)。
 そんなわけで「上演校に質問がある方は……」と流れで司会の方が言われるわけですけど、手が上がらない=質問が来ない。ほんの6、7年前とは大きな違いです。
 それでもまぁ、ようやく「なぜ、舞台が津久見なのか?」という質問や、「ギョロッケの中身は何ですか?」と言った事が飛び出してましたけど。

 OBも騒いで良いんですかね?現役の演劇部員たちに混じって。
 だったら、色々、幕間交流やその他で突っ込み入れたりとかするんですけど(笑)。

(執筆日不明)

もう一度、あの丘で

  • CAST
    • 母親
    • 池本光恵
    • 2年
    • 川浦亜依
    • 3年
    • 少女
    • 石田莉乃
    • 2年
    • 武田義之
    • 3年
  • STAFF
    • 作・演出
    • 竹本 仰
    • 顧問
    • 舞台監督
    • 井高利紗
    • 3年
    • 照明
    • 谷口文望
    • 2年
    • 音響
    • 鶴岡雅子
    • 2年
  • :助っ人
STORY

 ──大分県の津久見という町は、私の母親のふるさと。──
 市街を一望できる想い出の丘の上にやってきた親子は、津久見名産ギョロッケを食べながら、母親の回想に浸る。
 そのうちに明るみに出る母親の過去と共に、少女と男の登場によって過去が現実へと繋がっていく。

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