『もう一度、あの丘で』近畿大会報告
去年の県大会で冗談半分に「来年もう一度戻って来ような」と言った、ピッコロシアターが今年(2004年)の近畿大会の舞台です。
洲本実業の上演は、最終日の一番最後、文字通り、近畿大会を締めくくる上演となります。満席の観客席が予想されたのですが……まぁ、こんなもんかも知れ ません。流石に県大会でも舐められる淡路地区、ましてや、近畿大会では無名校です。ちらほらと客席に空きが。それでも、8割方入ってましたので、キャパが 400のピッコロシアター大ホール、300人程度は観客がいた計算になります。それでも凄い!
他校とは全く違った面持ちの実業の芝居。どちらかと言えば、地味です。それでも、時々笑い声がちらほら。どうやら、近畿大会の観客に受け入れてもらえたようです。よかった。
前半の出来は良かったようで、あとで専門審査員の深津氏(劇団桃園会主催・劇作家・演出家)も褒めておられました。しかしまぁ、劇作家の彼に言わせると、この戯曲は中盤から崩れはじめるらしいのですが……(苦笑)
しかしまぁ、近畿大会ともなれば、ビデオ撮影はおろか、写真撮影も上演校の顧問の許可がなければできないようです。もちろん、許可を得ていてもフラッシュ撮影は厳禁です。
上演作品の権利は上演校にあるわけで(既成脚本だと作家にも発生するわけですが)、無許可の撮影はその権利を侵害する。まぁ、もっと言えば、役者一人一 人にも肖像権があるわけで、よく考えているなぁ、とはなはだ関心。まぁ、ただ単に無用なフラッシュ撮影を避けたいからかも知れませんが。
←幕間交流。
まぁ、上がった役者4人も慣れていないのですが、どうやら、最近の演劇部員は皆、遠慮がちです。いけません。もっと、黄色い声や突っ込みが飛び交わなければ(笑)。
そんなわけで「上演校に質問がある方は……」と流れで司会の方が言われるわけですけど、手が上がらない=質問が来ない。ほんの6、7年前とは大きな違いです。
それでもまぁ、ようやく「なぜ、舞台が津久見なのか?」という質問や、「ギョロッケの中身は何ですか?」と言った事が飛び出してましたけど。
OBも騒いで良いんですかね?現役の演劇部員たちに混じって。
だったら、色々、幕間交流やその他で突っ込み入れたりとかするんですけど(笑)。
(執筆日不明)
もう一度、あの丘で
CAST
- 母親
- 池本光恵
- 2年
- 娘
- 川浦亜依
- 3年
- 少女
- 石田莉乃
- 2年
- 男
- 武田義之
- 3年
STAFF
- 作・演出
- 竹本 仰
- 顧問
- 舞台監督
- 井高利紗
- 3年
- 照明
- 谷口文望
- 2年助
- 音響
- 鶴岡雅子
- 2年助
- 助:助っ人
STORY
──大分県の津久見という町は、私の母親のふるさと。──
市街を一望できる想い出の丘の上にやってきた親子は、津久見名産ギョロッケを食べながら、母親の回想に浸る。
そのうちに明るみに出る母親の過去と共に、少女と男の登場によって過去が現実へと繋がっていく。
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