『父さんの長い夏休み 2005 ver.』

2005年3月27日(日)@洲本市情報交流センター みくまホール
前回もこんなシーンがあったよなぁ。。。

 今年の卒業公演は、洲本高校・三原高校の演劇部を巻き込んでの何と、史上初の三校合同公演となりました。99年の『2年2組……』に次ぐ、キャスト14名という大人数での舞台となりました。しかし、舞台はみくまホールなので、少し狭い感も否めない(苦笑)。

 さて、今回の演目は『父さんの夏休み 2005 ver.』。

 そうです、今回卒業する実業三年生が二回目に踏んだ舞台『父さんの長い夏休み』の再演となります。その年の合同発表会の演目でしたが、惜しくも県大会には届きませんでした。

 前回の『父さんの長い夏休み』は、5人の舞台でした。それが一挙に14人!!倍以上の舞台です。

拳銃を突きつける男。実は、刑事です。

 当然、前作では出てこなかった人物が多数登場し、右のような見たこともない場面も出てきます。右の写真は『父さんの長い夏休み』を知ってる人は、「あれっ?」と思うかも知れませんが、みくまホールでの卒業公演では、こんなシーンは珍しくないかも知れません(笑)。

 序盤より物語の合間に出てくる怪しい人物の数々。そう、老婆ヨネよりも先に、さらに怪しい人物達が登場し、『父さんの長い夏休み』を知ってる人も知らない人も楽しめる、物語展開。
 この新たな登場人物達が、前回とは違う結末へと導いていきます。

全員が舞台に揃うことは、、、なかったのか。

 今回の『父さんの長い夏休み 2005 ver.』では、最中の中に一つの“解”が生まれていたように思います。前回は、最中的にも物語的にも“解”が出ていなかったように思います。だから、物 語が翌公演『春ですよ、みなさん(2003年卒業公演)』に引き継がれていた、とも言えます。

 初演から2年半を経て、ようやく最中の物語が落ち着いた。
 それは、観客的にも喜ばしいことでもあります。

 そして、彼・彼女らは、新しい第一歩を踏み出すのです。

(執筆日不明)

父さんの長い夏休み 2005 ver.

  • CAST
    • 不動最中
    • 川浦亜依
    • 3年
    • 江戸前寿司
    • 川本浩基
    • 2年
    • 父(不動龍之介)
    • 武田義之
    • 3年
    • 母(不動道子)
    • 池本光恵
    • 2年
    • 米山ヨネ
    • 石田莉乃
    • 2年
    • 山田純子
    • 水野亜紀
    • 1年
    • 白井
    • 久保聡美
    • 2年
    • 黒井
    • 師井恵子
    • 2年
    • 工事人A
    • 池上弘和
    • OB
    • 工事人B
    • 武田智之
    • 3年
    • 刑事A
    • 木村晋太郎
    • 3年
    • 刑事B
    • 松本 順
    • 3年
    • テツコ
    • 棟安絵里子
    • 顧問
    • トモヨ
    • 松本希望
    • 1年
  • STAFF
    • 作・演出
    • 竹本 仰
    • 顧問
    • 舞台監督
    • 松下利明
    • 顧問
    • 照明
    • 鶴岡雅子
      谷口文望
    • 2年
      2年
    • 音響
    • 川端彩加
    • 2年
    • 制作
    • 川上小百合
      大村道子
    • 1年
      OB
  • :助っ人
  • :洲本高校
  • :三原高校
  • :洲本高校定時制
STORY

 不動最中は、演劇好きの女の子。
 そして、たった二人の演劇部の相棒は、江戸前寿司。しかし、寿司は芝居が上手いわけでもなく、演劇が好きなわけではない。少し、最中にとっては荷物的(不思議な)存在。
 夏休みに突入せんとする部室は、いつも通り二人だけだった。
 そこへ最中の父と母が流れ込んできて、最中はとんでもない夏休みを迎えることになる。
 それぞれの目的が交錯する中、最中の下す決断は──?

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