『父さんの長い夏休み 2005 ver.』
今年の卒業公演は、洲本高校・三原高校の演劇部を巻き込んでの何と、史上初の三校合同公演となりました。99年の『2年2組……』に次ぐ、キャスト14名という大人数での舞台となりました。しかし、舞台はみくまホールなので、少し狭い感も否めない(苦笑)。
さて、今回の演目は『父さんの夏休み 2005 ver.』。
そうです、今回卒業する実業三年生が二回目に踏んだ舞台『父さんの長い夏休み』の再演となります。その年の合同発表会の演目でしたが、惜しくも県大会には届きませんでした。
前回の『父さんの長い夏休み』は、5人の舞台でした。それが一挙に14人!!倍以上の舞台です。
当然、前作では出てこなかった人物が多数登場し、右のような見たこともない場面も出てきます。右の写真は『父さんの長い夏休み』を知ってる人は、「あれっ?」と思うかも知れませんが、みくまホールでの卒業公演では、こんなシーンは珍しくないかも知れません(笑)。
序盤より物語の合間に出てくる怪しい人物の数々。そう、老婆ヨネよりも先に、さらに怪しい人物達が登場し、『父さんの長い夏休み』を知ってる人も知らない人も楽しめる、物語展開。
この新たな登場人物達が、前回とは違う結末へと導いていきます。
今回の『父さんの長い夏休み 2005 ver.』では、最中の中に一つの“解”が生まれていたように思います。前回は、最中的にも物語的にも“解”が出ていなかったように思います。だから、物 語が翌公演『春ですよ、みなさん(2003年卒業公演)』に引き継がれていた、とも言えます。
初演から2年半を経て、ようやく最中の物語が落ち着いた。
それは、観客的にも喜ばしいことでもあります。
そして、彼・彼女らは、新しい第一歩を踏み出すのです。
(執筆日不明)
父さんの長い夏休み 2005 ver.
CAST
- 不動最中
- 川浦亜依
- 3年
- 江戸前寿司
- 川本浩基
- 2年洲
- 父(不動龍之介)
- 武田義之
- 3年
- 母(不動道子)
- 池本光恵
- 2年
- 米山ヨネ
- 石田莉乃
- 2年
- 山田純子
- 水野亜紀
- 1年三
- 白井
- 久保聡美
- 2年洲
- 黒井
- 師井恵子
- 2年洲
- 工事人A
- 池上弘和
- OB
- 工事人B
- 武田智之
- 3年定
- 刑事A
- 木村晋太郎
- 3年洲
- 刑事B
- 松本 順
- 3年三
- テツコ
- 棟安絵里子
- 顧問洲
- トモヨ
- 松本希望
- 1年三
STAFF
- 作・演出
- 竹本 仰
- 顧問
- 舞台監督
- 松下利明
- 顧問三
- 照明
- 鶴岡雅子
谷口文望 - 2年助
2年助
- 音響
- 川端彩加
- 2年洲
- 制作
- 川上小百合
大村道子 - 1年三
OB洲
- 助:助っ人
- 洲:洲本高校
- 三:三原高校
- 定:洲本高校定時制
STORY
不動最中は、演劇好きの女の子。
そして、たった二人の演劇部の相棒は、江戸前寿司。しかし、寿司は芝居が上手いわけでもなく、演劇が好きなわけではない。少し、最中にとっては荷物的(不思議な)存在。
夏休みに突入せんとする部室は、いつも通り二人だけだった。
そこへ最中の父と母が流れ込んできて、最中はとんでもない夏休みを迎えることになる。
それぞれの目的が交錯する中、最中の下す決断は──?
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