『夏の向こうに』淡路地区大会

1998年10月10日(土)@県立淡路勤労センター ビバホール
パントマイムのシーン

 久しぶりに振り返ると、7年でこんなにも色合いが変わるかなぁ……と思うような、今の洲本実業演劇部の舞台とは全く違う、ある種、幻想的な雰囲気の漂う舞台でした。(執筆時点の現在は、05年5月7日)
ホリゾント幕の前に置いた、“鳥のオブジェ”がとても印象的です。ロアーホリゾントライトの後ろに置いたので、オブジェの下部がライトに照らされて、美しく光っていました。

 パントマイムも織り込まれ、左の傘のシーンなどは、苦労したモノです(笑)。台詞は一切なく、雨の音楽の流れる中、四人の少女達が出会い、去っていく。

ムラタ先生が結婚!?

 当然、照明さんは代役として東奔西走し、様々な役をこなしました(爆)。先ほどのパントマイムのシーンなんかも。

 他にも幕あがり直後は、舞台中央のみに明かりを落とし、その中で役者が交互に物語を展開していく、という感じでした。

 色んなものを詰め込んだ、当時の竹本作品の最高峰だったのではないでしょうか?
 今にはない、様々な試みが、逆に新鮮です。

審査発表が終わっての集合写真。

 「夏の向こうに」は、地区大会と県大会の二公演行いましたが、こちらの地区大会の完成度は非常に高いものでした。「県大会で上位を狙えると思ったんだがなぁ」というのは、審査員を務めた内山さん(当時:劇団ともしび会代表)の後日談。

 45センチ四方の立方体が出てきたり、机と椅子のセットが出てきたり、何もなくなったり、、、一体どうやって転換してたんだろう?と、断片的な記憶しかない今は思い出せません。

 そう、どんなストーリーだったかも、ちょっと思い出せないのです。自分が参加した作品なのですが……

 それでも、竹本作品の中で、一番好きな作品であることには変わりありません。

夏の向こうに

  • CAST
    • ジュンコ
    • 谷口早野佳
    • 2年
    • ケイコ
    • 田尾彩子
    • 1年
    • ヒロコ
    • 森崎いづみ
    • 2年
    • カオル
    • 山林美亜
    • 1年
    • ムラタ
    • 斉藤文香
    • 2年
  • STAFF
    • たけもとたかし
    • 顧問
    • 演出
    • 鈴木 遊
      谷口早野佳
    • 2年
       
    • 照明
    • 鈴木 遊
    • 音響
    • 西久保あゆみ
    • 2年
    • 舞台監督
    • 山本沙緒里
      長池陽子
    • 3年
      3年
  • :助っ人
STORY

 6月、梅雨明けを待つ少女たち。
 鬱々とした季節を、それぞれの思いで過ごす。
 文化祭のビデオ、淡い恋心、蛙の解剖に、担任の結婚……!?
 登校拒否のクラスメイトの存在が、どこか梅雨空と重なって……
 もうすぐ夏。彼女を皆で迎えに行こう。(T)

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