『夏の向こうに』淡路地区大会
久しぶりに振り返ると、7年でこんなにも色合いが変わるかなぁ……と思うような、今の洲本実業演劇部の舞台とは全く違う、ある種、幻想的な雰囲気の漂う舞台でした。(執筆時点の現在は、05年5月7日)
ホリゾント幕の前に置いた、“鳥のオブジェ”がとても印象的です。ロアーホリゾントライトの後ろに置いたので、オブジェの下部がライトに照らされて、美しく光っていました。
パントマイムも織り込まれ、左の傘のシーンなどは、苦労したモノです(笑)。台詞は一切なく、雨の音楽の流れる中、四人の少女達が出会い、去っていく。
当然、照明さんは代役として東奔西走し、様々な役をこなしました(爆)。先ほどのパントマイムのシーンなんかも。
他にも幕あがり直後は、舞台中央のみに明かりを落とし、その中で役者が交互に物語を展開していく、という感じでした。
色んなものを詰め込んだ、当時の竹本作品の最高峰だったのではないでしょうか?
今にはない、様々な試みが、逆に新鮮です。
「夏の向こうに」は、地区大会と県大会の二公演行いましたが、こちらの地区大会の完成度は非常に高いものでした。「県大会で上位を狙えると思ったんだがなぁ」というのは、審査員を務めた内山さん(当時:劇団ともしび会代表)の後日談。
45センチ四方の立方体が出てきたり、机と椅子のセットが出てきたり、何もなくなったり、、、一体どうやって転換してたんだろう?と、断片的な記憶しかない今は思い出せません。
そう、どんなストーリーだったかも、ちょっと思い出せないのです。自分が参加した作品なのですが……
それでも、竹本作品の中で、一番好きな作品であることには変わりありません。
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夏の向こうに
CAST
- ジュンコ
- 谷口早野佳
- 2年
- ケイコ
- 田尾彩子
- 1年
- ヒロコ
- 森崎いづみ
- 2年
- カオル
- 山林美亜
- 1年
- ムラタ
- 斉藤文香
- 2年
STAFF
- 作
- たけもとたかし
- 顧問
- 演出
- 鈴木 遊
谷口早野佳 - 2年
- 照明
- 鈴木 遊
- 音響
- 西久保あゆみ
- 2年助
- 舞台監督
- 山本沙緒里
長池陽子 - 3年
3年助
- 助:助っ人
STORY
6月、梅雨明けを待つ少女たち。
鬱々とした季節を、それぞれの思いで過ごす。
文化祭のビデオ、淡い恋心、蛙の解剖に、担任の結婚……!?
登校拒否のクラスメイトの存在が、どこか梅雨空と重なって……
もうすぐ夏。彼女を皆で迎えに行こう。(T)
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