『The Angels Work』卒業公演
今だから書ける卒業公演裏ネタ(?)。
今回の卒業公演、練習も何もかも始まる前(だから昨年の11月末頃か?)に部長より演出を打診されました。しかし、私は断りました。当時、自分の未来のことが読めなかったからです。
ひとつの演劇に参加すると言うことは、(どのような形であれ)最後まで責任を持たなければなりません。いつ離脱しなければならないような不安定な状況では、発言一つでも責任を持つことはできません。
同様の状態が公演まで続いたため、助言もほとんどしなかった次第です。
しかし、終わってみれば──。
私に時間は十二分にあり、演出を引き受けることもできたのです。
今の高校生たちは明らかに自分たちの頃の高校生とは異質で、それが時代というものなのでしょうけれど、常に受動的です。能動的にはなかなか動きません。動けないと言うべきかも知れません。
世代間の差異も生じ、多くの事件が生まれました。それがプラスに転じればいいのですけれども、中々そうも行きません。
「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、演劇は言葉で伝えるだけでは分からないことが山ほどあります。
表現することの辛さ苦しさや楽しさ嬉しさ。
その中には、演技だけでなく、裏方──照明・音響・舞台美術など直接的なもの、DM・ポスター・パンフなどの間接的なもの等々──も含まれるのですが。
ひとつの演劇をつくることは、それは会社を運営することにも似ていると思います。本来ならば、様々な社会経験ができる場なのです。(これはM浦君の父君にも力説したいなぁ)
そう言ったことの指導ができなかったことが悔やまれます。
表面を繕っただけの演劇には何もないことも。
今回、関わってくださった全ての人達に申し訳ないと思いつつ、2011年の卒業公演の記録は閉めておきたいと思います。
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The Angels Work
CAST
- サチ
- 宮下貴江
- 1年助
- カナメ
- 渡辺美紗希
- 2年
- リョク
- 藤代明香
- 1年
- シン
- 元木宗保
- 3年津
- ユイ
- 大川恵実
- 3年三
- レイ
- 榎本 誠
- 2年
- 面接官
天使兵 - 山崎恵美
- 教員舞
- 面接官
STAFF
- 作・演出
- 三浦裕太
- 2年
- 舞台監督
- 青木智子
- 顧問
- 舞台監督助手
- 栗嶌亮茉
- 2年三
- 照明
- 大浜直希
- 2年
- 音響
- 加藤博也
- 2年助
- 助:助っ人
- 津:津名高校
- 三:淡路三原高校
- 舞:舞子高校
STORY
無事、天使になることができたサチ、カナメ、リョク。
三人は「人間を幸せにする」という天使の仕事に就く。しかし、次第に疑問に思ってくる。幸せとは何なのか?果たして全ての人間を幸せにすることはできるのか?
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