『二年二組、青春…わが愛』合同公演

1999年4月3日(土)@県立淡路勤労センター ビバホール
幕開きの一コマ

 洲本高校との(おそらく)初の合同自主公演。

 事の発端は98年11月に地元淡路で行われた県大会。当時の洲本高校演劇部部長:田中氏より実業演劇部顧問の竹本先生に「合同公演できないですか?」と申し出があったのだ。

 そして、それは現実のものとして、走り出す。

 キャストは史上空前の16名!当時の尼北や甲南女子、大阪の追手門や金蘭会並の大舞台なのです!!

 ちなみに、洲本高校のキャスト陣は全て演劇部所属の人間ですが、実業側のキャスト陣は実は助っ人が2名ほど。この2人の獲得には、涙なしでは語れない、裏話がありました(笑)

夜の教室で

 脚本は実業顧問:竹本先生による完全書き下ろし新作!その名も「二年二組、青春…わが愛」!

 十数年前、竹本先生が在任した県立芦屋南高校(現:県立国際高校)で担任を持った二年二組で実際に起こった事件。それが基になっている。なので、登場人物の大半も実在の人物。そして、この脚本を書くにあたって、演じるにあたって、当時の学級日誌を持ってこられていました。

 実業演劇部にとっては、自主公演で初めての勤労センター(現:市民交流センター)ビバ・ホールでの舞台であり、照明を務めた(自称:専属照明)の私としては、念願の大舞台。今思い起こすと、稚拙な部分もありますが、ビバ・ホールで唯一、師匠に観てもらった舞台であり、全力を尽くした舞台でした。
照明を下ろされて、役者に転じる危機もありましたけど……(苦笑)

果たしてビデオは完成するのか?

 公演当日、竹本先生が当時の「二年二組」のメンバーに案内を出しており、シンジのモデル、山本さんがいらしていました。

 1時間を超える芝居、1時間15分くらいだったのかな?と思いますが、大いに楽しんでもらえたみたいです。

 もう一度、機会があれば、こんな大人数のドタバタした芝居をやってみたいとは思いますが、なかなか、難しいでしょうね。少人数の舞台も楽しいのですが、この舞台は、少人数にはない楽しさがありました。

 このメンバーが一同に会する事は、もう、ないだろうな──。

(執筆日不明)

二年二組、青春…わが愛

  • CAST
    • シンジ
    • 津川佳幸
    • 3年
    • 森本
    • 田中貴士
    • 3年
    • 佐々木
    • 平井孝英
    • 3年
    • 山根
    • 梶原雄太
    • 2年
    • 木村
    • 小川幸輝
    • 3年
    • 西ちゃん
    • 延原直樹
    • 3年
    • 永田
    • 秦 克世志
    • 2年
    • ケイコ
    • 谷口早野佳
    • 3年
    • アキコ
    • 津川佳子
    • 2年
    • シノ
    • 山林美亜
    • 2年
    • 矢田
    • 斉藤文香
    • 3年
    • ヤッコ
    • 鯖谷桂子
    • 3年
    • サナエ
    • 田尾彩子
    • 2年
    • 橋野
    • 浜田陽子
    • 3年
    • 山川先生
    • 尾花 文
    • 3年
  • STAFF
    • 作・演出
    • 竹本 仰
    • 顧問
    • 演出助手
    • 鈴木 遊
    • 3年
    • 舞台監督
    • 上田晴美
    • 3年
    • 照明
    • 鈴木 遊
    • 照明助手
    • 山口真穂
    • 2年
    • 音響
    • 平井孝英
      戸田 甫

    • 3年
    • 制作
    • 尾花 文
      谷口早野佳
      浜田陽子

    •  
       
  • :助っ人
  • :洲本高校
STORY

 文化祭まであと2週間。しかし、依然としてクラスの出し物が決まらない。まとまりのないクラス。誰からの提案もなく、時間だけが過ぎていく。そんな、どこにでもあるようなクラスが舞台。
 話し合いにならないクラスと先生にキレて飛び出した森本が、放課後、教室に戻ってくる。そこに居合わせた、山根(委員長)、シンジ(文化委員)、シノにある提案をする。教室を飛び出した森本が、海を見ながら考えていたという。
 森本の提案の基、文化祭の出し物としてビデオ撮影が始まるが……。

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