『ばってん、人生よかもんばい』
振り返ってみると、これまで創作台本ばかりをやっていたので、「今回は既成台本をやってみよう!」という事で、1995年に長崎県の純心女子高校が上演した『ばってん、人生よかもんばい』を選んだのだったと記憶しています。
4月に洲本高校との合同公演を終えたばかりで、練習期間は2ヶ月という超短期間。台本を開くと、「中島・亜紀」が消されており、他に台詞が振られています。1年生が入部してきたのが遅かったのでしょうね。
逆に言えば、6月に自主公演をあらかじめ設定してた為、その年の1年生は基礎練習をあまりしませんでした。そう言えば、この自主公演と合同発表会の間にもう1本、自主公演の予定があったような気もします。
個人的には、“燃え尽きた”ときのお芝居。
前年の自主公演に始まり、『夏の向こうに』と『明日へ吹く風(総文開会行事・ミュージカル)』の平行作業。そして、洲本高校との合同公演『二年二組、青春…わが愛』。
この1年の間に主な作品だけでも5本つくり、突っ走り、走りすぎて、もうダメ、って時でした。アイデアも何も出てこなかったハズなのに、当時の資料を見ると、照明のキッカケが28もあります。しかも、仕込み図には「Ver.1.13」って書いてあります。他のVer.はいずこに???
パンフには「手抜き」って書いてあるけど(それは覚えてる)、みくまホールにしては、頑張ってる仕込み図ですよ、これ。オペも割と複雑だし。
さて、この台本、「多江しのぶ」以外は、高校生とおばあちゃんの一人二役。
しかし、老人ホームのおばあちゃんの役の印象が強く、高校生のシーンをあまり覚えてません(苦笑)
元々「多江しのぶ」は女役でしたが、キャストの都合上、男役に変更しての上演でした。
今思えば、「死」に直面するシーンがあるのですが、そこまで深くつくらなかった気がします。やはりこの辺は、時間がなかったからでしょうか?
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ばってん、人生よかもんばい
CAST
- 森崎・いづみ
- 山林美亜
- 2年
- 中島・亜紀
- 安宅ますみ
- 1年
- 大林・瑠美子
- 田尾彩子
- 2年
- 小河・郁
- 斉藤文香
- 3年
- 永井・晶
- 谷口早野佳
- 3年
- 立花・都
- 津川佳子
- 2年
- 多江しのぶ
- 小川幸輝
- 3年
STAFF
- 作
- 純乃未来
- 演出
- 谷口早野佳
鈴木 遊
山林美亜
ほか
3年
- 音響
- 森崎いづみ
- 3年
- 照明
- 鈴木 遊
- 装置
- 鈴木 遊
小川幸輝
STORY
ひとりぼっちだと感じ、周りに距離を置く老婆。ある日、唐突に自殺を思いついた女子高生。「死」に直面した二人が出す答えは──?
ばってん、人生よかもんばい。
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