『MAYBE BLUE』

2004年3月25日(木)@県立淡路勤労センター ビバホール

 この公演は、竹本先生時代の公演の中でも異質な公演です。

 役者の技量ではなくスタンプ演技より導き出される竹本演出(これを「竹本マジック」と私は称した)、また部員の意志と関係なく「君には○○が向いている」と配置するやり方に疑問を呈したのです。
 これは、一度、演劇の基本に戻ってやってみよう、と、部員たちと相談して、私が演出で進めました。
 この公演練習期間の数ヶ月、竹本先生は職員室から温かく見守っていたのです。本番は客席でゆっくり観劇しながら、心の内でダメ出しをされていたようですが……。

 ストイックに演劇的にやってみようと考えていたので、当初は洲本実業高校演劇部の単独で公演を行う予定でしたが、部員たちの要望により洲本高校演劇部と合同で練習はスタートします。

 戯曲は高尾さんの書き下ろし。
 それも、誰の潤色も伴わない、純粋たる高尾台本。

 これにも理由があり、折角、戯曲の書ける作家がいるのだから、一度、最後までやり通すべきだと。これまでの高尾台本は(それ以外の人が書いた本も)かなりの割合の竹本色(潤色)が入っていましたから。

 途中、情熱を失うこともあったようですが、何とか書き上げてくれてホッとしました。ただ、場面が点々としてしまって(一文字一句たりとも台本には手を入れない、と決めていたので)、演出的にはかなり苦しい展開になってしまいましたけどね(苦笑)

 今、公演写真を見ると、演出的にはかなり甘かったなぁ……と、反省せざるを得ません。みんな、ごめんなさい。

 スタッフワークも見直しました。

 いままでおざなりになっていた、舞台監督や照明もちゃんとやろう、と。音響の選曲は、結局、私がしてしまいましたけどね。

 その為に、いろいろ苦労をかけた人もいます。

 ずっと照明オペだった彼を役者に引っぱってしまったし(他に照明志望の部員がいたから)、役者志望だった彼女を(役者としてより一層成長してもらう為でもありますが)舞台監督兼演出助手というスタッフに据えたりもして。

 果たして全て上手く行ったのか?というと、そうは思いません。
 やはり自分もまた若かったのです。

 ただ、この公演に関わった人たちが、いつもとは違う空気で何か別の発見があったのなら、それは意義のあることだったのだと思います。
 それは、私の決めることではありません。

MAYBE BLUE

  • CAST
    • 牧原貴彦
    • 池上弘和
    • 3年
    • 牧原和也
    • 木村晋太郎
    • 2年
    • 浅見ゆり
    • 石田莉乃
    • 1年
    • 水島かおり
    • 高尾優貴
    • 3年
    • 牧原あすか
    • 久保聡美
    • 1年
    • 牧原和志
    • 武田義之
    • 2年
    • 龍野美波
    • 大村道子
    • 3年
  • STAFF
    • 高尾優貴
    • 演出
    • 鈴木 遊
    • OB
    • 演出助手
    • 池本光恵
    • 1年
    • 照明
    • 川浦亜依
    • 2年
    • 音響
    • 井高利紗
    • 2年
    • 装置・美術
    • 鈴木 遊
      池上弘和

    •  
    • 舞台監督
    • 池本光恵
    • 制作
    • 川浦亜依
      池本光恵

    •  
  • :洲本高校
STORY

 後日、掲載かも。

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